『すきになったら』感想  

(作:ヒグチユウコ、ブロンズ新社、2016年)少女はこのワニが好きだという。周囲にとってすればワニのように見えるということか。彼女は、ワニの中に何か魅力を見出したのであろう。それは何か。ワニはどう思っているのか。すきになるとその相手だけに関心が向いてしまう。相手を知ることと自分を伝えることに強い力が向かう。二人の世界は深まるが、逆に外の世界は消えてしまう。やがて多様で変化に富む感情は消え、抽象的な単一体へと向かう。一途な感情は、とどまることを知らない。暑いとか寒いといったリアルな身体的感覚は薄くなる。バックは黒で描かれる。これはおそらくホラーなのだ。
10(05)11.jpg
スポンサーサイト



Posted on 2019/09/15 Sun. 18:35 [edit]

category:   5) 恋愛とは何か

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kazeandsoraand.blog.fc2.com/tb.php/842-3199dd35
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

カテゴリ

最新記事

最新コメント

お客様

検索フォーム

リンク


▲Page top