『かないくん』感想  

(作:谷川俊太郎、絵:松本大洋、東京糸井重里事務所、2014年)級友のかないくんが亡くなる。子どもたちの日常の中で一つの命が終わる。すぐに子どもたちの生活は戻ってくる。しかし、かないくんが存在したという実感は残っている。不思議な感覚だ。本書はそれを想起するおじいちゃんの話になる。だいぶ昔の話だったのだ。おじいちゃんの意識の中では、かないくんはまだ存在している。人間は死ぬのではなく、消えるのかもしれない。消えたからこそ強く存在する。おじいちゃんは死期が近づくにつれ、いっそう強烈に感じるようになる。まるで手招きしているかのようだ。この不思議な問いかけは、孫娘に継承される。
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Posted on 2019/08/24 Sat. 21:53 [edit]

category:   2) 死期を感じる時

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