『きこえる』感想  

(はいじまのぶひこ、福音館書店、2012年)うさぎの耳は音を集めるように出来ている。何が聞こえるだろう。風が吹き、木々が揺れ、鳥が飛び立つ。花が開く微かな音、星の光る音。小さな変化であっても音があるはず。動物の音や自然の音。本書で描かれるのは薄い色彩の僅かな姿である。不思議である。頁をめくっていくうちに本当に聞こえてくるようだ。映像が不完全であると私たちは自分の脳を動かし自ら作り上げようとする。音というのは、聞こえてくる部分とこちらが意識して作り上げていく部分との両者によって形成されるのだ。現代社会はあまりにも情報が多すぎて、本当の音が分からない。
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Posted on 2019/01/26 Sat. 22:37 [edit]

category:   6) 自然への畏敬

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