『まって』感想  

(作:アントワネット・ポーティス、訳:椎名かおる、あすなろ書房、2015年)子育て中はよくある話。電車の時間に間に合うように急ぐ母と、その途中で様々な風景に心を動かす子ども。二つの対比が描かれる。高い視点と低い視点、前進と後退、遠くの未来を見つめる大人と近くの現実を見つめる子どもの対比でもある。あるいは問題解決の思考と風景を鑑賞する思考との対比か。二人は見えている世界が全く違う。世界が違えば会話にはならない。「待つ」というのは、たんに我慢することではなく、相手の世界に敬意を払うということだ。現代人には苦手か。相手の世界観からものごとを考えるということはとても大切。ラストは美しい。
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Posted on 2018/05/04 Fri. 00:11 [edit]

category:   3) 母親の迷い

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