『なつのあさ』感想  

(文と画:谷内こうた、至光社、1970年)夏の朝、少年は丘の上に登り蒸気機関車が走るのを眺める。麦藁帽がかわいい。広い草原と遠くの汽車が印象的だ。強い風が吹いている。その後、少年の頭の中で汽車の音が響いてくる。遠くの宅地も汽車に見えてくる。さらには、汽車の絵を描いてみたくなる。少年の心は一日中、汽車である。よほど好きなのだろう。汽車が魅力的なのは、遠くの方でチラリと見えるからである。彼の頭の中に世界が広がるのは、そこに静かで広い空間が広がっているためである。夏の朝がみんな白く見えるのは、彼が真っ黒な汽車を期待しているからだ。私は阿蘇を思い出した。
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Posted on 2018/01/14 Sun. 00:07 [edit]

category:   5) 豊かな表現

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