『やい トカゲ』感想  

(作:舟崎靖子、絵:渡辺洋二、あかね書房、1984年)少年がろう石を買って店を出たら自転車がなくなっていた。盗まれたのだ。母は代わりの自転車を買ってくれない。遊びに行くのも不便。孤独を感じる。自転車は広い空間を移動するまさに夢の乗り物であり、もはや彼にとって身体の一部だったのだ。少年は自分自身が作り上げてきた広い世界観から零れ落ちた形になる。世界は急速に狭く、鈍くなる。夏の太陽が照りつける。淡い挿絵は強い日差しを表現している。こののろい世界でトカゲが見えてくる。トカゲは普通に平凡に生きている。トカゲに笑われているようだ。少年はトカゲに八つ当たり。健全である。
04(03)05.jpg
スポンサーサイト



Posted on 2016/04/26 Tue. 22:34 [edit]

category:   3) 乗り物で遠くまで

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kazeandsoraand.blog.fc2.com/tb.php/697-855de5fe
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

カテゴリ

最新記事

最新コメント

お客様

検索フォーム

リンク


▲Page top