『ゆきダルムくん』感想  

(作・絵:伊藤正道、教育画劇、2008年)この雪だるまは春になっても溶けない。歩き出して教会に住む。ミリアという女性と出会う。雪だるまが溶けて消えてしまうという不幸と、ミリアと理解を深めていくという幸福とが交差する。逆に言えば、離れたり死んだりするからこそ今この瞬間が輝く。風景が美しい。典型的な恋愛映画。…ただ私は否定的である。ミリアも、ダルムくんも、魅力的には描かれていない。迷いや葛藤もない。ひたすら幸と不幸に向かってまっすぐ進む。その方が、全ての読者が共感しやすいのだろうが、深みは無い。恋愛を描いているようでいて、実際には死からの逃避である。
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Posted on 2016/04/17 Sun. 21:10 [edit]

category:   5) 恋愛とは何か

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