『もりのおばけ』感想  

(作・絵:かたやまけん、福音館書店、2011年)兄と弟が森の中へ入る。かけっこだ。黒い服の男が不気味だ。弟を置いて走っていくと、1人になる。なんだか怖くなる。お化けだ。本書では声が波の形で表現されている。ここでお化けとは、こちらが声を出したことによる反応であろう。兄が大きな声を出したことによって、お化けが見える。お化けの声は、こちらの耳に直接ぶつかってくる。兄は、弟よりも繊細で、広い視野を持ち、周囲の動きや音に敏感である。弟はあまり考えないし、単純であるから、おばけが見えてこない。本書の薄い描き方は、こちらの主体が曖昧に表現される。それゆえ恐怖は増す。
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Posted on 2016/04/13 Wed. 21:23 [edit]

category:   2) 恐怖の世界へ

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