『おれはねこだぜ』感想  

(作・絵:佐野洋子、講談社、1993年)パイプをくわえ、帽子をかぶった猫がいた。猫が林の中を歩き「鯖でもくうか」と言った時、鯖が飛んできた。鯖の逆襲だ。逃げる猫、どこまでも追いかけてくる鯖。まるでホラー映画のようだ。「おれはねこだぜ」という言葉には、自分自身を取り戻そうとする意識が現れる。猫が鯖を食べて何が悪い!そんな気持ちも含まれる。一方、鯖が猫を襲うのはなぜか。少し気取った感じが鯖を怒らせたのかもしれない。猫には生きるスタイルがある。死の恐怖を前にするとそのスタイルが壊れてしまう。落ち着いた時、再びそのスタイルに戻る。死の恐怖と生への回復。
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Posted on 2016/04/05 Tue. 22:26 [edit]

category:   2) 最も私らしい私

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