『かげ』感想  

(作:新美南吉、絵:鈴木靖将、新樹社、2013年)満月の夜、カラスが自分の影を見る。カラスはそれを自分の影と知らずに、対話をする。どちらが早く進めるか競争を始める。血眼だ。カラスは身体が壊れるまで飛び続ける。本書は、僅かでも人よりも先へ行きたいと熱望する者を表現している。私たちは彼を笑えるだろうか。他者よりも優位に立ちたい、他者よりも上にいたいという心理は、根底には過去の自分を乗り越えようという心境であろう。プライドを守ることに固執している。彼は結局のところ哀れな終末を迎える。人生はレースだけではない。冷静な自分に戻ることも大切だ。それを示唆する作品だ。
13(02)05.jpg
スポンサーサイト



Posted on 2016/03/27 Sun. 20:45 [edit]

category:   2) 生き方を間違えてみる

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kazeandsoraand.blog.fc2.com/tb.php/609-136952db
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

カテゴリ

最新記事

最新コメント

お客様

検索フォーム

リンク


▲Page top