『しずくのぼうけん』感想  

(作:マリア・テルリコフスカ、絵:ボフダン・ブテンコ、訳:内田莉莎、福音館書店、1969年)村のおばさんのバケツから落ちた雫。蒸発して雲になり、雨となって落ち、岩場の上で氷になり、川に流れ込み、水道を経由して洗濯機へ。洗濯物を乾かせば再び蒸気となって外に出る。最後は氷柱だが、春になれば再び冒険が始まると予想できる。本書では、水が形を変えながら循環していく様子がよく描かれる。消えたように見えても物質は存在する。本書の特筆すべき点はこの文体だ。まるで演歌のナレーションだ。純粋に冒険物語として読むのではなく、名曲を聴くように、曲の風景を楽しむかのように読むとよいだろう。川の流れに身を任せるかのように。
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Posted on 2016/03/24 Thu. 21:35 [edit]

category:   2) 物質の仕組み

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