『よあけ』感想  

(作・絵:ユリ・シュルヴィッツ、訳:瀬田貞二、福音館書店、1977年)絵が円形の内側に描かれているのは、主人公のぼおっとした意識を示しているのだろう。夜明け前の静かな風景。なんともいえない空気感。少しずつ明るくなる様子が見事に表現される。毛布にくるまった祖父と孫が目を覚ます。ボートに乗り、湖に漕ぎ出す。山と湖が緑になり、風景に色彩がつく。世界がぐっと広がった感じだ。祖父と孫の会話はないが、祖父は優しい表情。一晩を明かすと、すっきりした気持ちだけでなく、なにか自然と一体になれたような不思議な感動が得られる。人間同士の些細なことを忘れる瞬間だ。祖父は孫に多くのことを教えている。
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Posted on 2016/03/24 Thu. 21:34 [edit]

category:   6) 自然への畏敬

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