『大河ドラマ真田丸』7回「奪回」感想  


長澤まさみの存在は、
個性というよりは、この当時の世界観を超えています。
あまりにもぶっ飛びすぎていて笑えません。
戦国時代を生き抜いてきたふうには見えません。
こんな自分勝手な存在は、周囲から斥けられてきたはずです。
リアリティがなさすぎます。
しばらくドラマを眺めていると
怒りが出てきます。
あの簪は命よりも大切というようはものではありません。
ただの思い出でしょう?

人質を奪うシーンはコメディです。
喜劇でよくある古典的なパターンです。
笑えるかもしれませんが、
ああいうのは不要です。
そもそも人質を奪い返すということがそんなに簡単なことではないはずです。
(本来そういうのは忍者にさせるべきでは?)
それをたった二人で行かせるなんてどうかしています。
また、おばあさまは、戦略的にはさほど重要ではありません。
ヒューマンドラマならいざ知らず、
おばうえを助けるために信繁が死んだら意味がありません。
前途有望な武将と、老女とでは、戦国時代における位置づけは大きく異なるはずです。
また、
信繁は、どうでもいいようなことで悩みすぎます。
そんな状況で、後半に強い精神力を持つようになるとは思えません。

戦国時代の失敗とは、
自惚れてしまったがゆえに、多くの部下を死なせてしまった。
誰もそれに文句を言わないけれども、
大損害を出してしまった。
そんな時に、自分の自惚れを恥じてしまう。
そうやって成長するのだと思います。
『武田信玄』の上田原の戦いのように。
真田丸は、なんだかスケールが小さいのです。
人質を助けるとか、家族を大切にするとか、
そういうレベルで悩んでいる。
もっと部下のことを考えてあげるべきです!
多くの部下や民が苦しんでいると一緒に涙を流すようなそんな場面が欲しい。


父・昌幸の言葉
(兄は真面目で面白みがないが、お前には面白みがある、云々)
は、
本来ならば、部下とのやりとりの中で浮かび上がるとよいと思います。
こんなふうにストレートに語ると、重みが無くなってしまう。
それよりなにより、あれは説教だったのでしょうか?
信繁が勘に頼りすぎる、それゆえ「祖母を置いて帰ってきた」ということを責めているのに、
勘に頼るところがお前らしいという。
兄弟で補い合えという。
何が言いたいのか、全く理解出来ませんでした。

源三郎が城主を任せられているという実感がありません。

結果的には「面白いドラマ」になってしまい、
「面白い大河ドラマ」にはなっていない。
本来、大河ドラマの面白さは、歴史の面白さだと思うのです。
人間の心の動きを描くのは悪くはないのですが、
人々のやりとり全体を歴史として描くと良いと思うのです。
真田丸は、こじんまりとした事件になっている。
サブタイトルをつけるならば、「真田家の人々」「真田家の危機」みたいな感じです。

北条氏政はもはやギャグです。

文句を言いながらも、見続けています。

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Posted on 2016/02/23 Tue. 22:50 [edit]

category: テレビドラマ

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