『さかだちぎつね』感想  

(作:槇 ひろし、画:前川欣三、福音館書店、2014年)狐が逆立ちをしている。とても変だ。しかし狐から見れば、こちらの方が変ということになる。コウモリやナマケモノのような動物を想起してもよい。人間もまた上下が反転するメガネをかけると、しばらくすれば慣れるという。全ては認識の問題なのだ。本書では狐がおまじないで絵本さえもひっくり返してしまう。最後は水面に移った風景である。天の橋立を想起する。上下が反転するという思考実験を通して、私たちはある種のメガネを通して世界をとらえていることに気づく。メガネを捨てることは出来ないが、そこにメガネがあるということは自覚できる。
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Posted on 2016/01/18 Mon. 21:24 [edit]

category:   3) 認識を覆す

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