『ありとすいか』感想  

(作・絵:たむらしげる、ポプラ社、2002年)人間家族が、食べきれなかったスイカを置いて帰ったと思われる。蟻の視点にたってみれば、目の前に巨大なスイカが置いてあるのだから、さぞ歓喜に包まれるであろう。ただ、そのまま運ぶのは難しい。切り離して運ぶことにしよう。みんなで一つの大事業を成し遂げるため全員協力体制で臨む。国家プロジェクトか、運動会のようでもある。全員で一つのことを成し遂げるのは感動的であるが、その際の個々の動きや変化もまた大切にしたい。本書では蟻一匹一匹に会話がある。声が聞こえてきそうだ。一人ひとりの豊かさを大切にする国家や社会が必要である。
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Posted on 2016/01/14 Thu. 21:22 [edit]

category:   3) 個性と役割分担

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