『かぜはどこへいくの』感想  

(作:シャーロット・ゾロトウ、絵:ノッツ・ハワード、訳:松岡享子、偕成社、1981年)夕暮れを見て不安になる男の子。太陽はどこへ行く?男の子は不安に感じる。吹いていた風が止んでしまうとどこへ行くのだろう。タンポポの種はどこへ行く。この道はその先の果てで終わってしまう? 雨の水はどこへ行く? 木の葉は落ちた後どうなる。男の子の不安は、知識の欠如ではない。今ここにあるものが終わってしまうとその先には何も無くなってしまうという「虚無」についての不安だ。母は、終わったらその次に別の形で始まるのだと諭す。終わりは始まりであり、真の終わりは存在しない。不安を消し去るのは知識ではなく、深い優しさである。
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Posted on 2016/01/10 Sun. 21:35 [edit]

category:   4) 恐怖心を乗り越える

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