『光の旅 かげの旅』感想  

(作・絵:アン・ジョナス、訳:内海まお、評論社、1984年)朝に家を出る。道路、農場、麦畑、海辺、花畑、地下鉄、映画館…最後の頁で夜になる。ところが「本をさかさかにしてごらん」と書いてある。するとそれまでの見てきた風景が一変する。映画館だった風景はレストランに、橋だった風景は電柱になる。それまで見てきた同じ風景を今度は夜の街として移動することになる。二つの世界が成立するように計算されていて見事だ。一方で見るともう一方は見えなくなる。まるでルビンの壺、メルロ=ポンティ。私達の日常風景も、昼と夜では全く世界が異なる。当たり前のようだが不思議だ。本書の主人公は、光と影。
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Posted on 2015/12/21 Mon. 21:43 [edit]

category:   3) 認識を覆す

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