『か・げ』感想  

(作・絵:武田美穂、ポプラ社、2014年)男の子は、手で犬の形を作って影にする。ペットのバウちゃんがそれを興味深く見つめる。障子や座布団にも影、怒りん坊の母の影、石や虫にも影が出来る。歩く人の影、自転車の走る影、鳥の影。どれもみな同じ影だ。巨大なマンションの影、町全体に広がる大きな雲の影、ふだんは気付かないが、一つの雲で一つの影が出来ている。それはゆったりと移動する。私たちは知らず知らずのうちに、その中に「いる」のだ。実態と影という対比は、あらゆる事象に共通する。影という共通点から世界をとらえたような気分だ。最後に、影を通して母の優しさが見える。
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Posted on 2015/12/15 Tue. 21:37 [edit]

category:   4) 人間存在の位置

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