『でんでんむしのかなしみ』感想  

(作:新美南吉、絵:井上ゆかり、にっけん教育出版社、2005年)でんでんむしは、ある時ふと気づく。自分の背中の殻の中には、悲しみがいっぱい詰まっている。自分が不幸に思えてくる。「自分が可哀そう」という自己中心的な悩みだ。彼は、周囲の誰かに自分の苦しみを共感してもらおうと試みる。他人に処理してもらおうなど都合が良すぎる。実際に他のでんでんむしたちも皆、悲しみを背負っていた。悲しみのない者はいない。でんでんむしは、嘆くことをやめた。最後は、幸福になったわけではなく、他者への訴えを諦めただけである。本書は暗い。自分の心の内側を忘れて、世の中の楽しい出来事に目を向けるべきだ。
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Posted on 2015/12/14 Mon. 22:09 [edit]

category:   3) 人間の素直な感情

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