『うみのしっぽ』感想  

(文:内田麟太郎、絵:長新太、童心社、2013年)お腹を空かした二匹の猫が、魚を獲って食べようとする。犬、狸、熊に追い払われ、海から川、さらに上流の小川まで逃げのびてくる。海から最も離れたこの場所で、猫たちが小川に手を入れるとなんと海魚が飛んできた! 猫たちを助ける話ではない。小川は海のしっぽであり、しっぽに触られた海が、くすぐったくて魚を飛ばしているという大きな視点が最後に浮かび上がる。本書では、猫も狸もそして海も、幼児のように素朴である。ここでは全てを知る者はおらず、皆、断片的な情報しか持ち合わせていない。世の中とはこのようなメカニズムだったりする。
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Posted on 2015/12/11 Fri. 21:26 [edit]

category:   2) 意味不明の世界

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