『すいみんぶそく』感想  

(作・絵:長谷川 集平、童心社、1996年)ケンタロウは片想い。その女の子が好きなのだが、結ばれない。欲求不満が深い虚無感を生み出す。少年は、知識としての恋愛を知らないため、なぜこんなにダークな感情になるのか自分でも分からない。心の中から暗い気持ちが湧き出てきて、眠れない。そこで彼が連想するのは「死」だ。少年の心の中において、失恋と死は、すぐ隣りにある概念なのである。女の子が燃えているのはなぜか。情熱的な感情、結ばれないのなら死んでしまえという倒錯した感情、死の危機から救出してあげたいという感情が複雑に交じり合っている。少年の心を見事に描く名作だ。
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Posted on 2015/12/07 Mon. 21:39 [edit]

category:   1) 男の恋心

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