『大きな大きな船』感想  

(作・絵:長谷川集平、ポプラ社、2009年。)母が不在。少年と父親の対話。状況からして母親はおそらく死別ではなく離婚だと思う。父の海外勤務が続いたため母はたえられなくなり、父が仕事を辞めて帰ってきた時にはもう遅かったという設定であろう。母子の関係は今後も続くが、夫婦は終わっている。少年が口笛で母の歌を奏でた時、父の目に涙。最も心に直結しているのが音楽だ。いろんな思いが溢れる。人間の心の器に入りきれない大きな感情があると、それは涙となる。少年は大きな船の彼方にもっと大きな船の形を見る。それは家族三人で生きた時代である。その船はもう出港して帰ってこない。
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Posted on 2015/11/21 Sat. 17:52 [edit]

category:   4) 父親の存在

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