『あのひのクジラ』感想  

(作:ベンジー・デイヴィス、訳:村上康成、ブロンズ新社、2014年)海辺の家に住む父親と少年。ある日、少年は砂浜に打ち付けられたクジラを発見する。子どものクジラだ。急いで連れて帰り、風呂に入れ、声をかける。父が帰ってくる。すぐにばれる。二人で船を出し、クジラを海へ返す。少年が子クジラを助けようとしたのは、おそらく迷った子クジラを自分自身と重ねてとらえたからである。母が不在、父も仕事なので一人の時間が多い。いわば迷子なのだ。クジラを海に返した瞬間、父親との関係が確かなものであったと自覚する。本書ではクジラのスケールの大きさがよく描かれる。風と波は、私たちを遠くへ連れていく。
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Posted on 2015/11/21 Sat. 17:51 [edit]

category:   4) 父親の存在

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