『つるにょうぼう』感想  

(作:矢川澄子、絵:赤羽末吉、福音館書店、1979年)多くの女性は自分の美しさがどこにあるか分からないから化粧やおしゃれをすると思う。無音で無感情で単調な男の生活は、一人の女性で一変する。会話が生まれ、音が生まれ、変化と喜びが現れる。この幸福な時間を永遠にするためにあらゆる実践と努力を行う。その結果生活は壊れてゆく。そんな悲しい話だ。この物語は「助けてくれてありがとう」というお礼の話ではない。紛れもなくこの女性はよ平に惚れ、出来ることならば一生幸せに暮らしていきたかった。男が男らしく、女が女らしくあるからこそ、別れがやってくる。最後の無音のページが印象的。
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Posted on 2013/04/28 Sun. 19:22 [edit]

category:   1) 男の恋心

thread: 絵本 - janre: 本・雑誌

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コメント

いつもありがとうございます。

そんなことはありません。ごんたろうは男性目線でとらえて物語を評価していましたが、女性目線からになるとずいぶん異なって見えるはずです。いろいろな見方が可能になるという点でも、名作だと思います。ぜひぜひ、今後もよろしくお願いします。

URL | ごんたろう #79D/WHSg
2013/05/09 07:55 | edit

絵本

絵本の良さは、悲哀を包み込むように描かれているからこそ美しいのに、わざわざ抉るように見ようとするのが私の悪い癖です。
orz

本当に申し訳ありません。

これからも楽しみにしていますので、もし無粋なことを申しましたら、一喝してください。

URL | ベラスケス #79D/WHSg
2013/05/09 00:14 | edit

ムキになってしまいました

すみません。

絵本の考察なのに、ムキになってしまいました。

是非購入したいと思います。

大事にしたいです。

URL | ベラスケス #79D/WHSg
2013/05/09 00:07 | edit

ありがとうございます。

ごんたろうには、とても美しい風景画のように思えました。それと同時に、美しい女性がふわっとやってきて、すーっと去っていくその状況全体が、とても美しいと感じます。おそらくベラスケスさんは、女性という立場からこの作品をとらえているので、ご指摘のような見方になるのでしょうか。女性の立場から見れば、そうですね。かわいそうな話ですね。勉強になります。今後も宜しくお願いします。

URL | ごんたろう #79D/WHSg
2013/05/08 23:00 | edit

サクリファイス

このお話を美しいと捉えることは大変危険なのだと思います。

無垢なこころにつけこまれ、結局は食い物にされる。

どんな思いで飛び立っていったのか。

こんな惨い話は他にないと思います。

URL | ベラスケス #79D/WHSg
2013/05/07 12:55 | edit

コメントありがとうございます。

ベラスケスさん。いつもありがとうございます。ごんたろうは絵本以外の予備知識なしで文章を書いておりますが、背景なども合わせてとらえると一層深くとらえることができるかもしれません。この作品はたぬきやきつねが人間に化けて何かをするといった話や、かさじぞうなどとは異なっていて、男女の恋愛、人間らしさを描いているように思います。多くの人に読んでもらいたい名作ですね。

URL | ごんたろう #79D/WHSg
2013/05/01 07:58 | edit

矢川澄子さん

矢川さんは、澁澤龍彦氏の最初の妻です。

何度も堕胎をしています。

このお話は、約10年間のお二人の夫婦生活とどこか重なります。

URL | ベラスケス #79D/WHSg
2013/04/30 21:44 | edit

愛すること生きること

とても切ないお話です。

おなごははたをおるもの

その覚悟は、幸せに暮らすためだったのに。

人間に食い物にされかかったところを救われ、暮らしの助けのつもりで、身を削る。

正体を知られたら、この暮らしは終わってしまう。

せっかく命を救われたのに、今度は自ら命を削る。

ただ、幸せに暮らしたかっただけなのに。

真面目に働く男

健気に尽くす女

鶴であるが故に出逢い、鶴であるが故に去らねばならなかった。

なんとも哀しいお話です。

夕鶴という作品は、飛躍し過ぎて、このお話の良さを台無しにしているように感じました。

URL | ベラスケス #79D/WHSg
2013/04/29 03:48 | edit

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