『うそつきのつき』感想  

(作:内田麟太郎、絵:荒井良二、文溪堂、1996年)ダジャレが面白いのではない。ダジャレをとことん描き切ったその爽快感が面白い。やるなら徹底的にやる。無意味なことをあたかも真実であるかのように描く。バカであることを真剣にやる。その姿には感動すら覚える。ヤマアラシが嵐で吹き飛ばされるあたりは、腹がよじれるほど笑えた。多くのダジャレは、うそつきのつきが生み出した世界であろう。彼はたんにダジャレを表現するだけでなく、それを見て読者が笑っているかどうかに関心がある。だから笑わないのだ。彼はその場を共有せずに、家に帰ってこっそり笑う。まさにサービス精神旺盛な芸術家。

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Posted on 2013/03/04 Mon. 23:03 [edit]

category:   2) 意味不明の世界

thread: 絵本 - janre: 本・雑誌

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