『ママがおばけになっちゃった!』感想  

(作:のぶみ、講談社、2015年)母の死という重いテーマだがその扱い方は極めて雑で軽い。なぜこんなに軽いのか。コントのような場面が出てくるが、一生懸命な姿を見て笑うというのは残酷だ。死んだママが幽霊となり再会するも再び離別。それはなぜか。ママの言葉が死別の時とは思えないほど軽い。これは1か月離れる時の言葉だ。最後は「産んで良かった」「あなたで良かった」等という言葉がしつこい。まるで今日までの子育てを誰かに否定されたかのようである。何があったのだろうか。子の言葉も妙に大人っぽい。おいおい泣いているが共感できない。つられて泣く人が多いのかも。
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1.はじめに
 とてもよく売れているそうですが、賛否両論あると言われています。(アマゾンレビューでも星5つと星1つに分かれています。)結論を先に言えば私は否定的です。のぶみ氏が一生懸命に作って世に問うた作品ですから、こちらも一生懸命に読み込んで考えて分析してみたいと思います。もやもや感や嫌悪感のようなものが湧き出るのはなぜか、なぜこのような作品が売れるのか、という点についても考えてみたいと思います。
 基本的には、「死んでしまった後に、おばけとして再会する、そして本当の別れをする」という内容です。最後は「ママと一体になる」ということが示唆されますが、死別という点であることには変わりがありません。以下、詳しく取り上げてみます。
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Posted on 2018/06/15 Fri. 00:11 [edit]

category:   3) 母親の迷い

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