『おじさんのつえ』感想  

(作・絵:五味太郎、岩崎書店、1977年)少年は、おじさんが持っているものが杖であることを知っている。しかしそれだけではなく、もっとすごい装置のような気がする。これは何かと問う。地中や天空と会話が出来る電話。あるいは雲にぶら下がって移動できる乗り物。あるいは暗闇を照らしたり、敵を撃ったり、音楽を奏でたり。少年は、杖が広い世界とつながるツールではないかと想像する。夢の道具だ。非常に豊かな想像であるが、そこには、おじさんに対する尊敬のまなざしがある。一方おじさんは何も言わず、否定も肯定もせずに歩いていく。黙っていていい。子どもはそこに、深いものを見出す。
12(01)14.jpg
スポンサーサイト



Posted on 2016/12/25 Sun. 15:14 [edit]

category:   1) 不思議なことが起こる

tb: 0   cm: 0

プロフィール

カテゴリ

最新記事

最新コメント

お客様

検索フォーム

リンク


▲Page top