「トム&ジェリー 天国と地獄」感想  

 このアニメ(フレッド・クインビーのプロデュース)の作品の完成度は極めて高い。とても1940年代に制作されたものとは思えません。今このような作品を作ろうとしても、おそらく無理です。誰かに残酷だと言われそうです。技術の進歩とは何か?と考えさせられます。ねずみは食べ物を探すというのは自然の摂理ですし、猫がねずみを追いかけるというのも自然の摂理です。本来そのような存在なのです。猫がドジをふんで、ネズミを捕えることが出来ないというのが、このアニメの基本的パターンです。それは笑いの基本だと思うのですが、そんな簡単なことさえ、残酷だという言葉で処理されそうで、怖いです。トムとジェリーは物理的には絶対にありえない動きをするのですが、ある意味で、物理法則に忠実です。身体はまるでゴムのように、アイロンが落ちてきたらアイロンの形になるし、狭い管の中に入れば管の形に変形します。ちょっとねじってまわせば、プロペラになって飛んでいってしまいます。つまりは作用と反作用の関係が、現実は1対1なのですが、トムとジェリーの世界では1の力を加えると100になって反応する、そんな仕組みでしょうか。また、からしを食べれば口から火を吹く。画鋲を踏んだら叫び声をあげる。コショウをふりかければ、ひゃっひゃっヒャックションと吐き出す。生命を表現しているといえばいいのでしょうか。食べ物を食べる時の美味しそうなこと!表情や動きなどは極めて生命の躍動を感じさせます。効果音も徹底しています。
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Posted on 2013/11/22 Fri. 05:12 [edit]

category: アニメ・特撮

thread: アニメ - janre: アニメ・コミック

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