『せかいいち おおきな うち』感想  

(作・絵:レオ・レオニ、訳:谷川俊太郎、好学社、1969年)ちびのかたつむりは、大きなうちを手に入れる。角の飾りと派手な模様。どうだ!すごいだろう?しかしうちが大きすぎて移動できなくなる。ちいさいままであれば、どこへも行ける。この話は身の丈にあった生き方を奨励しているのではない。自分の姿が美しくなるか、美しい世界を旅できるか、どっちがよいかと問うている。自意識にとらわれると、人は自由な思考や変化を楽しめない。巨大な殻の中の彼は、自分は美しいと思い込んでいる。しかし周りはそうは思っていない。つまり自己満足なのだ。なんだかとてもむなしい。読み手の人生を揺さぶる名著だ。
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Posted on 2012/04/01 Sun. 17:35 [edit]

category:   1) 自己の誇示

thread: 絵本 - janre: 本・雑誌

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