『おこだでませんように』感想  

(作:くすのき しげのり、絵:石井 聖岳、小学館、2008年)彼はいつも怒られる。家でも学校でも。怒られてばかりという実感がある。虫を女の子に近づける。給食を山盛りにつぐ。大声で歌を歌う。大人が怒る理由は明らかだ。集団生活では逸脱になる。しかし彼はそれを理解できない。彼なりの言い分もある。彼は改善方法が分からないので、いっそう乱暴になってしまう。指導すればするほど遠のく、悪循環だ。本書では先生がその気持ちに気づき、寄り添うことが出来た。先生と母のやりとりが素晴らしい。子どもの悪事を放置してよいわけではないが、叱るというのはとても難しい作業だ。そもそも反省とは何か。
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Posted on 2015/11/25 Wed. 21:13 [edit]

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『いったでしょ』感想  

(作・絵:五味 太郎、偕成社、2004年)「つまずきますよ」と親(または先生)は言う。子は予想通りにつまずく。「おちますよ」と親は言う。子は予想通りにおちる。親は子どものつまずきやぶつかりが予想できる。子どもは先が見えないので失敗して初めて分かる。子どもが失敗するだけの機会を与えてあげよう(まるでルソーだ)。ただし親は何らかのメッセージを出し、かかわり続けることが重要である。最後、高い段差では「おちますよ」ではなく「とびますよ」と言う。結果、子はとんでしまう。ピグマリオン効果か。子は高い能力を習得してきたのか。未来を語り子どもを導くのが教育者だ。
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Posted on 2015/11/25 Wed. 21:14 [edit]

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『せんせい』感想  

(作:大場牧夫、絵:長 新太、福音館書店、1996年)子どもから見る先生の姿がよく描かれている。幼稚園の先生は馬やお相撲さんになり遊んでくれる。遊びの中では鬼にも狼にもなれる。病気の際は看護婦のようだ。お父さんにも、お母さんにもなれる。実は本当のお母さんでもある!「ぼくたちのクラス」の象徴でもある。先生の魅力とは何か。それは数多くの顔を持ちあわせているということだ。様々な表情や役割を使い分けているところから、子どもは先生を尊敬する。鬼や狼になるその姿を見て、子どもは先生の力強さを感じ、敬意を持つ。子どもは遊びを通して、先生の広い世界観や知性を感じるのである。
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Posted on 2015/11/25 Wed. 21:15 [edit]

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『ガンピーさんのふなあそび』感想  

(作・絵:ジョン・バーニンガム、訳:光吉夏弥、ほるぷ出版、1976年)ガンピーさんが舟を出す。子どもたちが乗せてと言ってやってくる。ケンカをしないならOK!とガンピーさん。兎がくる。とんだりしなければOK! 猫がくる。兎を追い回さなければOK! さらに犬、豚、羊、鶏などが乗せて言ってやってくる。ガンピーさんはいずれも条件をつけ、皆を受け入れていく。一つの舟に乗るのだからルールやマナーは必要だ。…重くなり、沈没。しかしガンピーさんは慌てることなく、困ることなく、皆で仲よく帰る。皆、ガンピーさんのリーダーシップについていくのだ。本書は「共に生きること」の素晴らしさを描いている。
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Posted on 2015/11/26 Thu. 21:41 [edit]

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『ふつうに学校に行く ふつうの日』感想  

(作:コリン・マクノートン、絵:きたむらさとし、訳:柴田元幸、小峰書店、2005年)男の子は普通の日に普通に登校する。ある日、新しい先生がやってきた。音楽を聞いて絵を思い浮かべよという。自由に想像を膨らませていけば、色や音、壮大な世界が広がる。イルカに乗って泳いだり、カモメと共に飛んだり、夢は広がる。本書はモノクロの世界が一人の教師によってカラフルに変化するさまを描く。学校生活とは、楽しいかつまらないかではなく、単調か多様かである。教師が変化や多様性を歓迎しなければ、学校生活は単調でつまらないものになるだろう。教師が出来るのは生徒たちに問いかけることだけ。その答えは生徒が自分で模索する。
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Posted on 2015/11/26 Thu. 21:41 [edit]

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『きみたちきょうからともだちだ』感想  

(作:中川ひろたか、絵:長谷川義史、朔北社、2005年)幼稚園の入園式。期待と不安でいっぱいの入園児。年長さんが、入園児をお出迎え。こんなにたくさんいると困惑する。「きみたちきょうからともだちだ」 …ということは、話をしてもいいし、一緒に遊んでもいいし、遠慮なくかかわっていいということだ。年長さんが園内の場所を説明したり、遊び方を教えたりする。ケンカを仲裁し、ルールを教え、給食の準備も一緒に行う。奥では別の子が全く違うことをやっている。その空間の広さに入園児は圧倒されるであろう。集団には理念が必要だ。先生は殆ど登場しないが、このように作り上げてきたのは先生だ。
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Posted on 2015/11/26 Thu. 21:42 [edit]

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