『なみにきをつけて、シャーリー』感想  

(作・絵:ジョン・バーニンガム、訳:へんみまさなお、ほるぷ出版、2004年)大人が子どもの言動にことこまかに口をはさむのではなく、いい加減であれば、子どもは自由に自分の空想を広げることができるだろう。ここで描かれている親子の距離感はとてもよい。子どもの空想の世界は、美しく、楽しく、エキサイティングで、感動的である。空想に浸る子どもを現実に引き戻すのではなく、大人たちが現実世界の中に空想の要素を取り入れるようにしたい。この絵本は私達大人に対する重大な問いかけを含んでいる。


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Posted on 2011/10/21 Fri. 22:23 [edit]

category:   1) 冒険の原動力

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『かいじゅうたちのいるところ』感想  

(作:モーリス・センダック、訳:じんぐう てるお、冨山房、1975年)イタズラ好きのマックス。叱られて部屋に閉じ込められる。気がつくと部屋は森になり、マックスは旅に出る。怪獣たちのいるところへ行き、そこで王様になる。怪獣たちは、おそらくは母親や先生たちをモデルとしている。怪獣とは大人のことだ。顔が大きいのはガミガミしてるから。いつも叱られているマックスは、ここでは指示命令する立場だ。ここで不満を解消しているのではない。マックスは、怖いもの知らずで、夢が大きい。叱られて傷つくような子ではないのだ。おそらく大物になるだろう。なお、妄想の時間は実は短かった(ごはんが温かい)。

Posted on 2011/12/15 Thu. 22:35 [edit]

category:   1) 冒険の原動力

thread: 絵本 - janre: 本・雑誌

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『ぼくのかえりみち』感想  

(作・絵:ひがしちから、BL出版、2008年)学校の帰り道。何か面白いことがしたい。本書では少年が一人で遊ぶが複数だともっと楽しい。歩道の白線に沿って歩き出す。想像は膨らむ。もしこの線以外が奈落の底になっていたとしたら。白線以外は死である。白線から外れないように慎重に歩くというゲームである。しばらく歩いていると、白線が途切れていたり、白線の上に何かが置いてあったりする。最初に決めた設定がどこまで通用するかというゲームでもある。影だけを踏んで歩くとか、設定はいろいろある。ドキドキワクワクというのは想像するだけで得られる。大人になればこんな遊び心を失う。
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Posted on 2016/03/01 Tue. 22:31 [edit]

category:   1) 冒険の原動力

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