『みんなうんち』感想  

(作・絵:五味太郎、福音館書店、1981年)ゾウ、ネズミ、さかな、とり、むし、それぞれ、色、形、臭い、全て違う。うんちは体型と関係がある。これは生物的メカニズムの問題だ。ヘビは?クジラは?…自分で調べよう。うんちの仕方は様々。シカは歩きながら。ウサギはあちこちで。人間はトイレだ。うんちの後も違う。ネコは後始末をする。人間は紙で拭く。このあたりは何らかの習性と関係がありそうだ。改めて人間は特殊な気がする。食べるからうんちをする。自然の摂理だ。その点で全ての生き物は共通する。本書は、うんちという一つ現象から多方面へ探究を進めるよう仕向けていて、面白い。
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Posted on 2015/12/01 Tue. 21:33 [edit]

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『こいぬのうんち』感想  

(作:クオン・ジョンセン、絵:チョン・スンガク、訳:ピョン・キジャ、平凡社、2000年)こいぬのうんちは、つちくれに「汚い」と言われ悲しくなる。つちくれもまた、とうがらしを枯らしてしまったことを反省する。こいぬのうんちは自分が役に立たない存在だと嘆く。うんちは身体から出たものであるが、それをわたしたちは、汚いもの、邪魔なものとして処理してしまいがちである。つちくれだって、うんちだって、養分を含んでいるため次の草木の生命につながる。特に荒れた大地では貴重な存在だ。うんちは、たんぽぽを包み込み、肥やしになって消えていく。そのキラキラした姿にどんな音が聞こえるだろうか。何気ない道端の小さな物語だ。
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Posted on 2015/12/01 Tue. 21:34 [edit]

category:   5) うんち

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『うんちしたのはだれよ』感想  

(作:ヴェルナー・ホルツヴァルト、絵:ヴォルフ・エールブルッフ、訳:関口裕昭、偕成社、1993年)もぐらの頭の上に誰かがうんちをした!激怒するもぐら。鳥、馬、兎、山羊など、犯人探しが始まる。その姿はまるで探偵だ。みんなのうんちの形状は違う。読者はうんちが動物によって異なることに気づく。本書はソーセージやヨーグルト等の食べ物でうんちを表現するが、それにより質感が伝わる。もぐらは蠅の協力を得てやっと犯人を突き止めた!犬だ! やっとここで頭のうんちを捨てた。もぐらは仕返しに、自分のうんちを犬の頭の上に落とす。もぐらにとっての復讐とは同じ行為を行うことであり、相手を懲らしめ傷付けることではない。平和的解決だ。
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Posted on 2015/12/01 Tue. 21:34 [edit]

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『おなら』感想  

(作・絵:長新太、福音館書店、1983年)身体から不気味な爆音が出るので笑ってしまう。子どもは下ネタが大好き。科学的に考えてみよう。ゾウもおならをする。おならは身体的特徴ともかかわる。食べたものやその時の状態ともかかわる。口から空気が入ること、大腸の中でガスが発生する。それゆえおならになる。食べたら出てくるのは自然であり、健康な証拠だ。肉を食べると臭いが、野菜を食べるとそうでもない。これらは一見すると科学のようだが、半分はギャグのようでもある。科学は、身近な生活や笑いの中に混じっていてこそ重みが伝わる。生活を切り離した科学は空虚だ。さようおなら。
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Posted on 2018/06/09 Sat. 09:15 [edit]

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