『ぼくがラーメン たべてるとき』感想  

(作・絵:長谷川義史、教育画劇、2007年)ぼくがラーメンを食べているまさにその瞬間に、隣りの子がテレビを見て、またその隣りの子がトイレにいて、さらに隣りの子がバイオリンを弾く。同じ時間を共有している。隣りの国では、自転車をこいでいる子がいる。さらに隣りの国では、子守をする子、井戸の水をくむ子、牛を引く子、パンを売る子、と続く。そして倒れている子がいる。世界には不幸な環境に置かれた子がたくさんいる。それを知らずにいることは残酷なことだ。遠くであっても風と空は、つながっている。それを感じてもなおラーメンをおいしく食べられるか?本書の風はとてもにがい。
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Posted on 2015/12/05 Sat. 22:57 [edit]

category:   2) 遠くの戦争を感じる

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『せんそうごっこ』感想  

(文:谷川俊太郎、絵:三輪滋、いそっぷ社、2015年)子どもが玩具で遊んでいる。よく見ると戦車や戦闘機だ。かっこいいというのが子どもの素直な感覚。ミサイル一つでも莫大な費用がかかる。米ソ対立の中、一見すると平和な世の中だが、ボタン一つで世界は破滅だ。勝てば官軍、負ければ賊軍。殺人の合法化。戦争をリアルに描いていけば、そんなにカッコいいものではないことが分かる。僕だけは大丈夫、と思っていたら、周囲の家族もみんな殺されていた。その時に初めて事態の深刻さに気付く。これは思想ではなく未来予測だ。抑止力や防衛力として軍隊が必要なのは分かるが、やはり戦争は無い方がいい。
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Posted on 2015/12/05 Sat. 22:58 [edit]

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