『まっててね』感想  

(作:シャーロット・ゾロトウ、絵:エリック・ブレグヴァド、訳:みらいなな、童話屋、1991年)社会人になった姉が久しぶりに実家に戻る。それを憧れの眼差しで見つめる妹。姉はパウダーをこぼさないし、浴室を水浸しにもしない。話題も豊富で、とても素敵だ。周囲の空気が全て変わってしまう。妹は、ふと自分を振り返る。自分は、ものをこぼしたり、片付けが出来なかったりする。母親はその姿に困ったり、叱ったりしているわけではないのだろうが、やはり妹は「出来ない自分」が好きではない。大きくなったら姉のようになりたいと思う。しかしそれを直接、姉に向けて言うわけではない。本書は女性らしさがにじみ出る。男の私には入れない世界かな。
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Posted on 2015/12/09 Wed. 22:07 [edit]

category:   3) 女性らしさ、魅力

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『パパのかのじょは』感想  

(作:ジャニス・レヴィ、絵:クリス・モンロー、訳:もん、岩崎書店、2002年)両親が離婚し、父親に引き取られた女の子。その後、父に彼女が出来た。彼女は、ベジタリアンで芸術家肌。女の子が興味を持つものには一切興味がないが、発表会や運動会では熱心に応援する。彼女は私の話を聞いてくれる。落ち込んだ時は支えてくれる。しかしあれこれ要求したり、説教したりしない。女の子にとって彼女は、母でも姉でも友人でもないが重要な存在だ。自分の世界が確立しているので、頼もしく、カッコよく見える。子どもにとって、この距離感の大人は必要だと思う。母親がいなくても、魅力的な大人に囲まれていればなんとかなるのだ。
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Posted on 2015/12/09 Wed. 22:08 [edit]

category:   3) 女性らしさ、魅力

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『せかいいち大きな女の子のものがたり』感想  

(作:アン・アイザックス、絵:ポール O.ゼリンスキー、訳:落合恵子、冨山房、1996年)アンジェリカは赤子の頃からすでに大きい。成人するといっそう大きい。家を作る、火事を消す等、多くの能力もある。それでも「女の子」と言うところがよい。優しさや美しさも兼ね備えているからだ。ある日、巨大な熊が現れる。勇敢な男たちが戦いを挑むが歯が立たない。アンジェリカは、熊を投げ飛ばす。その戦いは、スケールが大きい。大きくて力強い女性は魅力的だ。男はとても小さく、無能で、役立たずに見えてくる。私たちの現実社会もまた、本当は女性の方が強いと思う。それだと男は悲しすぎるから、小鳥のような萌え少女を求めてしまうのだ。
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Posted on 2015/12/09 Wed. 22:10 [edit]

category:   3) 女性らしさ、魅力

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