『おやすみなさいのほん』感想  

(作:マーガレット・ワイズ・ブラウン、絵:ジャン・シャロー、訳:石井桃子、福音館書店、1962年)夜とは、全ての動物にとっての休息の時間だ。様々な動物が描かれる。どんな猛獣であっても休息は必要である。やはり全ては「弱い存在」なのだ。休息の時は無防備になる。車や飛行機も、人間が使用しない夜には休んでいるはず。本書では、神様が登場する。全ての動物は休息を必要とするという点で同じ。神の下では平等。私たちは自分の子どもの無防備な寝顔を見て、その幸せを祈りたくなる。信仰の基本は、かよわい子どもたちの幸せを願うところにある。最後にやってきたのは朝だ。経験は思い出となり、悲しみは少しだけ減り、新たな未来が始まる。
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Posted on 2011/12/12 Mon. 21:02 [edit]

category:   4) 祈りを捧げる

thread: 絵本 - janre: 本・雑誌

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『聖なる夜に』感想  

(作・絵:ピーター・コリントン、BL出版、2000年)文字のない絵本。読者が語りをつけてもよい。雪の降る寒い日、貧しい老婆。アコーディオンを奏でて生きてきたが、ついに食べるものが無くなり、アコーディオンを売ってしまう。手にした金は、ひったくりに奪われてしまう。まさにどん底。ひったくりはそのまま教会を襲う。老婆は荒らされた教会に入り元通りに戻す。その夜、教会の木像たちが動きだし、老婆を助けようとする。老婆や弱者に冷たい社会の中で、全ての希望が失われた世界において、唯一の救いが信仰である。木像たちのお礼というよりは、老婆を助けることが出来なかったせめてもの償い。
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Posted on 2015/12/16 Wed. 22:29 [edit]

category:   4) 祈りを捧げる

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