『ALDO わたしだけのひみつのともだち』感想  

(作・絵:ジョン・バーニンガム、訳:谷川俊太郎、ほるぷ出版、1991年)この少女は一人でいることが好きなようだ。彼女にはマフラーをしたうさぎ「アルド」という特別な友達がいる。おそらくは少女の心の中にいて、少女にだけ語りかける存在。どんよりと暗い背景の中にアルドと少女が描かれる。本当は、少女は皆と一緒に遊びたい。しかしそれが出来ずに孤独になってしまう。それを支えているのがアルドであろう。困った時には必ずやってきてくれるが、最近、ふとアルドがいなくなることがある。他の友達と遊んでいる時等だ。アルドを忘れる瞬間は、大切な時間でもある。こうやってゆっくりとアルドは少女から離れていく。
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Posted on 2016/04/01 Fri. 21:38 [edit]

category:   2) 見えない友達

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『ビロードのうさぎ』感想  

(作:マージェリィ・W・ビアンコ、絵・訳:酒井駒子、ブロンズ新社、2007年)男の子が大切にしているうさぎのぬいぐるみ。ぬいぐるみもまた、男の子との時間を幸せに過ごしていた。ある日、森の中で、ぬいぐるみは、ぴょんぴょんはねる野うさぎと会う。不思議な体験だ。男の子が病にかかったことがきっかけで、古い玩具を捨ててしまう時がきた。ぬいぐるみが涙を流した時、妖精が現れる。…玩具が無言であるから、子どもは言葉を補い、そして広げる。玩具は最も身近な「他者」となる。玩具には魂がこもる。その魂の度合いは、人間がその玩具を愛したかどうかに左右される。子どもは玩具の立場から自分自身を眺めることになる。
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Posted on 2016/04/12 Tue. 21:27 [edit]

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