『ママ、あててみて!』感想  

(作:末吉暁子、絵:林明子、偕成社、1976年)みこちゃんがママにクイズを出す。みこちゃんはヒントを出し、ママは答える。りんご、おはな、ぼうし、ふうせん等。正解はおひさま。最後のページではそれら赤いもの全てが一緒になって遊びにいく。答えを用意して問いを発し、しかもヒントを出すというのはかなり高度な技術である。みこちゃんは大好きな物に囲まれ、自分の世界を作り、そこに大好きなママを招待している。子から親への愛情表現とはこういうものだ。スキとは言わずに今を楽しもうとする。ママがゆったりした気持ちで答えているところもよい。子どもなりの時間と空間を大切にしたい。


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Posted on 2012/06/24 Sun. 23:49 [edit]

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『しげちゃん』感想  

(作:室井滋、絵:長谷川義史、金の星社、2011年)子どもは自分の存在をどのように、どこに位置付けるかをよく悩む。今の置かれた位置が嫌になり否定してみたくなるという気持ちもわかる。一度否定し、心から切り離した後でこそ、改めてその良さを自覚できる。そのようにして誇りやアイデンティティをつかんでいく。そんな成長。

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Posted on 2012/11/17 Sat. 23:03 [edit]

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『よるくま』感想  

(酒井駒子作、偕成社、1999年作品)よるくまとは誰か?なぜ母親が見つからないといって男の子のもとへやってくるのか?よるくまとは、私たちの誰もが自分の心の奥底に見出す存在ではないか。ここに登場する母くまは、どっしりとした温かな存在。子どもが泣いたらこんなふうに温かく接してあげよう。

Posted on 2012/12/01 Sat. 22:14 [edit]

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『ぼくにげちゃうよ』感想  

(マーガレットブラウン、クレメントハード、ほるぷ出版、1942年作品)「ぼくにげちゃうよ」とは、「ぼく、このままじゃ迷子になっちゃうよ」という意味か。糸の切れた凧のように浮遊する存在。自分でも不安なのだ。この絵本の母親は「ちゃんとつかまえてあげますよ」と応える。大地のようにどっしりとしていて、太陽のように温かい。悪さばかりする男の子、自分磨きに一生懸命な女の子。浮遊する子どもたちは、大地のような母親を求めているのかもしれない。1942年の作品。

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Posted on 2013/04/25 Thu. 22:57 [edit]

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『ママったら わたしのなまえを しらないの』感想  

(作:スーザン・ウィリアムズ、絵:アンドリュー・シャケット、訳:石井睦美、BL出版、1996年)子どもがかわいいヒヨコに見えたり、時には小悪魔や怪獣に見えたりする。踊るとお猿に見えるし、お喋りしすぎるとネズミに見えてくる。それを大人は「ひよこちゃん」「おさるさん」等と呼んでしまうものだから子どもは不安になる。ママは私の名前を忘れてしまったのではないか?少女のうるうるした表情がいい。勿論、親が自分で心を込めて付けた名を忘れることはない。ただ、その場その場で、子どもの様々な表情にもう一つの名前を追加してみたくなるのだ。こうして人間性の幅を広げているのだ。これくらいの会話は、是非とも楽しんで繰り返したい。
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Posted on 2015/11/19 Thu. 21:39 [edit]

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『にこちゃんのママのて』感想  

(作・絵:あきやまただし、教育画劇、2010年。)遊びに出かけるにこちゃん。本当は、不安でいっぱいだ。そんな時、持参した「ママの手」が役に立つ。ママの手はにこちゃんを勇気付けたり、褒めてくれたり、支えてくれたりする。本書はとても重要なテーマを示す。子どもは親から自立する際に、心の中に「親」的なものを準備する。子は、親の考え方や生き方を吸収し、そのスタイルを踏襲しながら次の人生へと向かうのである。現実の親がどっしりしていれば、子どもは安定して進める。本書のラストは興味深い。親もまた子どもを心配しすぎる心から解放され、親もまた子離れしなければならないからだ。
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Posted on 2015/11/19 Thu. 21:39 [edit]

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『せんたくかあちゃん』感想  

(作・絵:さとうわきこ、福音館書店、1982年)母はニコニコしながら大量の衣類をゴシゴシ洗う。洗濯板での手洗い。さらに子ども、猫、傘、靴等、全てを洗ってしまい、森の全てを使って干す。「ラムネを飲んだみたいにスッキリする」は名言だ。そこに雨!かみなりさまも落ちてきた。母はかみなりさまをキレイに洗い、新しい顔もあげる。母のエネルギッシュなパワーは偉大。汚れだけでなく悲しみや辛さも落としてしまう。これぞ生きる力だ。とても頼もしい。こんな母のもとでは不登校にはならない。なお洗濯を嫌だ、面倒だと思いながらやる人は、人生全てが不満だらけになる。心の汚れは落ちない。
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Posted on 2015/11/19 Thu. 21:40 [edit]

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『あててえな、せんせい』感想  

(作:木戸内福美、絵:長谷川知子、あかね書房、2012年)読書が好きな小学1年よしみ。授業中に、みんなの前で読むのが怖い。注目されること、失敗して笑われることが怖い。自分が好きなことだからこそ、少し自信があるからこそ、余計に怖い。心音や喉の感じ等の記述がリアルだ。家に帰って母親に泣きつく。母の言葉「思い切って泣いて」はとても優しい。練習して読みきかせ。母が褒めてくれる。音読の時間とは、読み手の気持ちを聞き手にじっくりと伝える時間だ。子どもが大人に愛情を与えるという形式でこそ、子どもは大人から愛情を感じるのだ。大人は頷いて聞くだけでいい。自信を持って、挙手しよう。
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Posted on 2015/11/20 Fri. 23:19 [edit]

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『くろねこかあさん』感想  

(作・絵:東君平、福音館書店、1990年)黒猫の母が6匹の子を産む。3匹は白、3匹は黒。白猫は母親にべったり甘えん坊、不安でいっぱい。一方、黒猫は行動的でいつもうろうろする。白猫は黒い母猫に重なることで、初めて見えるようになり、黒猫は母から離れることで、初めて見えるようになる。気質というか性格のようなものは生得的に決まっていることが多い。どちらの性格であっても最後はすくすくと育つのである。本書はモノクロをうまく活用して表現している。ただし白猫と黒猫はフォルムが同じ。ひょっとしたら生んだのは3匹であって、白と黒というのは二つの側面ということか。
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Posted on 2015/12/19 Sat. 21:38 [edit]

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『はじめてのおるすばん』感想  

(作:しみずみちを、絵:山本まつ子、岩崎書店、1972年)3才のみほちゃんは留守番を頼まれる。おそらく連れていけない事情がある。みほちゃんにとっては初めてのお仕事。泣いたり困ったりせずに、じっとしているという仕事だ。母のためにも頑張る。しーんとする部屋。なんだか怖くなる。そんな時、小包が届く。みほちゃんは不在者表を捨ててしまう。新聞代の集金の係が来ると、みほちゃんは大声で母が不在であることを伝える。留守番といっても、何もしなくていいはず。しかしみほちゃんは、懸命に何かをしようと努力する。彼女は、家族の一員としての使命を全うしようとしたのだ。母の言葉はあたたかい。
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Posted on 2016/04/09 Sat. 23:52 [edit]

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